【小高パイオニアヴィレッジ開所7年目のご挨拶】

いつもご利用・ご支援の程本当にありがとうございます。
地域内外本当にたくさんの方に支えられこの日を迎えることができました。
みなさまに改めて感謝を申し上げます。

昨年3月に5周年を迎えた際、

当館を設計された建築家の藤村龍至さんに「自分が手がけた建物の中で最も生き生きと使われている」とご評価いただきました。
ここで織りなされる 「暮らしー仕事ー学びー遊び」　が混ざり合い、一人一人の人生に馴染むような場所に変容しつつあることの表れなのかもしれません。
最近は地域に散らばる起業家たちの拠点を行き来する人も増え、”開拓者の村＝パイオニアヴィレッジ”のコンセプトの体現を実感する日々です。

さて、昨日開催した6周年記念イベントは趣向を変え、
「日常」を過ごす場をつくらせていただきました。
例年は社会の前線で活躍される著名人をお招きするトークイベントが恒例のイベントでした。
それは、この地域や社会のあり方や見え方の答えを、「外」に求めていたとも言えます。
日々拠点が生まれ、人が増え、浜通りはますますにぎやかになってきました。
そんな喧騒とも取れる日々に、少しばかり立ち止まってみることの大切さを提唱したかったことが発端です。

焚き火とこたつ、そしてハンモック。
他者の存在を感じつつも、自らの「中」に意識を向ける。そして自分とつながり、また明日から頑張る。

「頑張らないを頑張る」をコンセプトに、そんなひと時を提供させていただきました。
改めて、私たちはこれからも次の7周年、さらに10周年に向けて、小高をはじめ浜通り、東北を刷新していくような起業家を支援し続けます。

それと同時に、地域の内外をつなげる窓のような存在として、時に真面目に、時に不真面目に、地域にさらに根を張っていく所存です。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

小高パイオニアヴィレッジ　スタッフ一同